お知らせ

 

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 本校は、昭和62年4月1学年4学級で開校し、本年、創立38年を迎えた比較的新しい道立の全日制普通科高校です。開校当初は、人口増加期にあたり、町立の定時制白老高校に代わって、町の将来を担う人材育成機関としての使命を帯びておりました。しかし、少子高齢化や産業構造の変化等、時代の変化に伴い、地域の特色を生かし、地域そのものを学びの足がかりとして、夢や自己の在り方・生き方を追求し、胆振東部地域の将来を担う人材を育むための教育機関として教育内容を変化させてきました。

 

 白老町の要請を受け、平成30年度から「地域学」という地域から学ぶ科目を設置するとともに、地域の方を外部講師として招聘し、本校教員とチームティーチングでの授業の実施、令和3年度には地学協働コンソーシアムの設置や地域連携コーディネータを配置するなど、白老町と協働して、地域づくりや地域課題の解決に取り組み、自然豊かな環境のもと、地域の人々とのふれあいの中で、生徒一人一人のキャリアの形成をねらいとした教育実践を推進してきました。このことは、他の高校にない本校の特色の一つであり、今の時代を生き抜くための力の育成に効果的な取り組みであります。

 

 また、本校の校訓「自彊 聡明 礼節」には「自立と共生」という、今の時代に求められている大切な精神が表されています。本校では、校訓を踏まえた教育活動を展開するとともに、卒業までに育む力を「自己肯定力」「発信力」「自己教育力」「課題発見力」「共生力」として掲げ、これまで先人が築き上げた知恵と実践成果をより一層充実させ、すべての教育活動において、変化の激しい時代を生き抜いていく、そして生徒ひとり一人が、幸せになるための力を育んでいきます。

 

 令和6年4月 北海道白老東高等学校長 大木 康弘